カーペットを、すっきりキレイに!

@毎日のお手入れ
A月に一回のお手入れ
B年に二度のお手入れ
Cその他(シミ・・カビ他)
@毎日のお手入れ
掃除機のかけ方
 毎日のお手入れは、ホコリ対策を中心に行います。
ホコリはカーペットの汚れを招く大きな原因、放っておくと
カーペットの毛の奥に入り込んで取り除くのが難しくなります。
掃除機を正しく使って、ホコリをくまなく、きちんと吸い取りましょう。
 掃除機は、ゆっくりかけるのがポイントです。理想的なスピードは、
一分間で一平方メートル、既製サイズのラグ(140×200cm)なら
約三分が目安です。
カーペットの毛並を確認して、まず、毛並みの方向からかけます。
見分け方は、手でなでるとカーペットの色が薄くなるのが
毛並み方向、濃くなるのが逆方向です。

次に、毛並の逆方向にかけます。
根元に空気を通すように、毛を起しながらかけましょう。

 
 掃除機のヘッド部分をぎゅっと
 押えつけるのは逆効果!!




もうひと手間で、もっとキレイ

  すき間のホコリはブラシで!!
壁や家具とのすき間にたまった汚れは、
ミニほうきや古歯ブラシを使って
あらかじめかき出してから、
掃除機で吸い取ります。
  粘着ローラーで仕上げ!!
掃除機をかけた後、絡み付いて吸い取れ
なかった汚れを粘着ローラーで取ります。
掃除機の排気で舞い落ちたホコリも
同時に取れます。
A月に一度のお手入れ
ふき掃除の仕方
 カーペットはいつのまにか汗や油汚れなどが付着します。
月一回、ふき掃除で汚れをすっきり落しましょう。
定期的なお手入れが、どれだけ美しく長持ちするかにつながります。
 掃除機をかけた後、軽い汚れなら水またはお湯で固く絞ったぞうきんで
水ぶき。 汚れがひどいようなら、中性洗剤を使います。洗剤分が残った
ままだとシミの原因になるので。、きちんと水ぶきして仕上げましょう。
  ひどい汚れは中性洗剤で!!
中性洗剤は、そのまま使えるタイプは先にぞうきんにつけてからふきます。薄めて使用するタイプはバケツ半分の水にキャップ約一杯の割合で薄めて、ぞうきんをつけ、固く絞ってからふきます。
汚れ具合や洗剤の種類によっても違うので、洗剤は使用上の注意を確認して。また事前に必ず隅の方で試して、色落ちや縮みがないか確認してから使用しましょう。
  毛並の逆方向にふきます!!
毛並の逆方向にふいた方が毛の奥の汚れが落ちやすくなります。
目に見えないホコリや汚れを意識して、ていねいにふき取りましょう。
  ぞうきんで水ぶきします!!
水ぶきして洗剤分をふき取りましょう。ぞうきんはこまめにすすぎ、固く絞って使います。
仕上げにからぶきして水気を取ります。
ぞうきんは常にきれいな
面を使いましょう。
円を描くように
ふくのはやめましょう。


B年に二度のお手入れ
カーペットクリーナーで徹底的に
 年二回、大掃除と梅雨明け時には、カーペットクリーナーですみずみまできれいにしましょう。
市販のクリーナーやシャンプーなら手軽です。
1:スプレーします
掃除機でカーペットのホコリを取ってから、
少しずつ均等になるようにスプレーします。
2:スポンジでのばします
一定方向に泡をのばしながら、固めの
スポンジ(写真は付属品)でのばします。
3:ぞうきんでふき取ります
汚れの浮いた泡を、乾いたぞうきんで
ふき取ります。
4:ブラシで仕上げます
2・3を繰り返し、乾かします。
全体が完全に乾いたら、ナイロンブラシ
などで整えます。
注意:カーペットによっては色落ちすることもありますので、
     洗剤類はあらかじめ目立たない部分でテストしてから使用してください。


Cその他
カーペットのシミの取り方
汚れたらすぐに落すのが基本。こすったり、広げるのは禁物です
 食べ物や飲物をこぼしてしまったら、まず、タオルやティッシュペーパーなどで水分を
素早く吸収させます。汚れの原因が水溶性か油性かで、処置の方法が違ってきます。
いずれも、汚れが浮いてきたら、固くしぼったぬれぞうきんで汚れと洗剤分を移し取ります。
最後に水気が残らないよう、からぶきして仕上げます。
※水溶性の場合(紅茶・コーヒー・ジュース・しょう油など)
ティッシュペーパーで
水分を吸い取ります。
水溶性の汚れ専用の
シミ取り剤をスプレー
します。
雑巾で包んだ歯ブラシ
などで軽くこすって
汚れを落します。
※油性の場合(卵・カレー・バター・マジックインキなど)
こぼした汚れはバター
ナイフなどでできるだ
け取り除きます。
ドライタイプのシミ取り
剤をかけます。しばら
くするとパウダーが
現れます。
ブラシでこすって汚れ
をパウダーごと
落します。

カーペットのカビの取り方
掃除機で吸い取るのは禁物。
弱アルカリ性の洗剤でふき取ります


 カビがついた部分に住居用洗剤など弱アルカリ性の洗剤をスプレーして、ブラシで
軽くこすります。次にぬるま湯をスプレーボトルに入れてスプレーし、
乾いたぞうきんで押えつけるようにして汚れを取ります。
汚れが落ちたら、消毒用アルコールを乾いたぞうきんにつけてふき、
殺菌して仕上げます。
ペットのおしっこのニオイとシミの取り方
ニオイは、酢を使ってふけば消えます
 まず、粉末クレンザーもしくは塩をたっぷりまいて、水分を吸収させます。
十分吸収したら、掃除機で吸い取ります。次にお湯につけて固くしぼった
ぞうきんでたたくようにふき、その後、酢を含ませた布でふけば、
いやなニオイが消えます。お湯でしぼったぞうきんで再度水ぶき
して仕上げます。


 ★ 素材によっては専門家に
カーペットによっては、取扱いがデリケートなものもあります。
カーペットの隅で色落ちをチェックするのはもちろん、
とくに高価なシルクやウールの手織カーペットなどは、専門家に相談してください。